模写 その1
西洋絵画の特にバロック時代の明暗のコントラストの強いものが好きで、金銭的余裕があればオークションに参加して購入したいと思っているのですが、今のところ無理なので模写することでその欲を満たそうとしています。この写真はベラスケスの《Gallega(ガリシアの少女)》の模写です。この作品の最大の特徴は未完成で終わっているところですが、それがまたこの作品の魅力にもなっているように感じます。この模写では生の麻布を木枠に張り、膠で目止めした後に赤褐色の下地を施し、アラプリマで短時間で描きました。色々とスペインで知り得たベラスケスの技法に関する情報を試してみました。実際正確にどうであったかは誰にも解らないのですが、きっとシンプルであったと考えています。模写したものは自分の作品と違って発表の機会もなく溜まっていくだけなのでここにちょくちょく投稿していこうと思います。